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放送番組審議会

放送番組審議会とは

静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者9人によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。

放送番組審議会議事のあらまし

2017年9月14日(木)

開催月日 2017年9月14日(木)
開催場所 静岡朝日テレビ本社
出席委員 委員長   鈴木 一雄
副委員長  伊藤 洋一郎
委 員   今井 学
      今川 教子
      松下 光恵
      倉田 明
      上田 憲
      遠藤 亮一

欠席委員  渡邉 聡 (リポート提出)
議題 「テレビは何故つまらなくなったのか~メディアとしての存在価値を問い直す~」
審議内容 昨今「テレビがつまらない」「「見る番組がない」という声が多く聞かれる。一方で、情報通信技術の発展により視聴方法の多様化はますます進み、テレビを取り巻く環境は非常に早いスピードで変化している。
こうした時代背景の中、テレビが魅力のある存在であり続けるために、今どうあるべきか、何をするべきか、ご意見をいただいた。
主なご意見 ■テレビ番組の現状
・番組のオリジナリティが薄れ魅力が低下している。どの局も似たような芸人が出演するバラエティ番組が多く、同時間帯に同じような番組が編成されるなど、「見たい」番組が減少している。
・視聴率という縛りの中で、制作者側が視聴率を意識した「作り物」の番組を多く放送していることが「つまらない」と感じさせることに繋がる。予定調和ではなく、リアリティを感じられるものがおもしろい。
・新しい情報発信手段が登場し、災害や事故を報道するスピードがSNSなどには適わない時代となってきている今、事実を深掘りし、その背景や真偽を検証する報道などがSNSなどとの差別化になるのでは。
■テレビは本当につまらなくなったのか
・必ずしも「つまらなくなった」わけではない。HUTの減少は、ライフスタイルの変化によりテレビ以外からも手軽に情報を得られ、テレビ以外の娯楽が増えたことにもよる。ライフスタイルに合った番組作りが必要。
・近年のHUTの低下は、テレビの人気の低迷よりも、世帯の構成人数の減少を反映した結果にすぎない。数字に惑わされて右往左往せず、制作者の意図が感じられる「本当に見てもらいたい番組」を制作すればよい。
■ローカル局の存在価値
・地域の人的、物的資源の掘り起こし。また、地域文化を育て、守っていくこと。そのために自らの足で探し出し、独自の切り口で発信してほしい。
・あらゆる事象の内容や問題点、課題の背景を解き明かし、報道を通して地域の課題解決を促し地域を豊かにしていくソリューション・ジャーナリズムの考え方もローカル局の新しい姿なのでは。
■キー局に望むこと
・権力の監視機能としての役割、社会の木鐸としての機能、真実を国民に正確に伝える公器としての役割を果たしてほしい。また、同調圧力が高まっている今こそ、テレビが感情の共有化、一体化を促す方向に加担しないよう、多面的な報道をしてほしい。
・青少年に及ぼすテレビの影響力は非常に大きいことを自覚し、良質な番組制作を望む。
・ローカル局への縛りを緩くし、ローカル局を育ててほしい。
・テレビは家族の中心に居続けてほしい。
次回日程 2016年10月11日(水)
課題番組 
「あさひテレビ祭り2017 ~サンキュー・フォーオール~ 午後の部」」
(静岡朝日テレビ制作)
2017年9月23日(土)13:00~15:00 放送

放送番組種別ごとの放送時間量

番組種別 2016年10月~2017年3月第3週合計放送分数(分)
報道 12,238
教育 6,631
教養 12,054
娯楽 21,777
その他 通信販売 6,290
その他 927
総放送時間 59,917

CM放送時間量

総放送時間量
総放送時間 10,335分45秒

対象期間
2016年10月17日(月)~10月23日(日)
2016年11月21日(月)~11月27日(日)
2016年12月19日(月)~12月25日(日)
2017年1月16日(月)~1月22日(日)
2017年2月20日(月)~2月26日(日)
2017年3月20日(月)~3月26日(日)