PEOPLE 【社員紹介】 先輩社員インタビュー

報道制作センター 久須美 舞(2017年入社)

入社を決めた理由と
はじめて任された
お仕事を教えてください

全国各地のテレビ局を受験しましたが、建物がガラス張りで明るく、採用試験で会社を訪れる度に先輩社員が温かく声をかけてくださったことが入社の決め手になりました。
初めての大きな仕事は高校野球の特集を作ったこと。高校野球の時期は、普段事件事故を担当する記者もスポーツの現場へ。夏の高校野球大会に向けての取材は、いつもと違った気合が入りました。強豪校の練習を見せて頂き、球児からは大会への熱い想いを聞き「青春」っていいなと改めて感じました。大会でも、野球に熱中する球児が見せてくれた様々な表情は今でも印象深いです。

今どんなお仕事をしていますか

報道部で社会部のキャップとして記者をしています。事件事故のみならず、流行に目を向けたり災害報道をしたりと、日々社会的なニュースに目を向け、視聴者に伝えることが主な業務です。
去年は熱海の土石流災害があり、多くの方が被害に遭いました。発災当時は、他部署だったものの、報道部に混ざり番組の生放送で状況を伝えたり、避難を呼びかけたりしていました。それでも犠牲になる方もいて、自分のできることは何かと考えたこともありましたが、一報で広く呼びかけができることもテレビの力だとも感じていました。
現場に行ってわかること、取材をしてわかることを視聴者に最大限に伝えられるよう、心がけています。

とある一日のスケジュール

  • 10:00出勤
    メールチェック
  • 10:30昼ニュース用の取材
    原稿作成
  • 11:30他局のニュースチェック
    突発の事件事故取材・原稿作成
  • 12:30昼食
  • 13:00警察回り
    突発の事件事故取材・原稿作成
  • 15:00夕方ニュース用の取材
  • 16:00原稿作成、編集立ち合い
    夕刊チェック
  • 18:15ニュースOA
    他局のチェックも
  • 19:00翌日以降の放送準備や打ち合わせ
  • 20:00退勤

仕事で嬉しかった、
楽しかったことは何ですか

一喜一憂の毎日を送っています。テレビマンとして、視聴率という目に見える形での結果は気にしています。しかしそれ以上に大切にしているのは、取材先での出会い。現地に行って人と話して、初めて気づくこと、伝えなければいけないことがわかります。
「減少する書店」という特集をしたとき、町で唯一の本屋さんを切り盛りするお母さんは、代々続いたお店を守りたいという力強い言葉に加え、町の人の笑顔が元気の源だと話しました。お客さんもお母さんと話をするのが楽しみだと言い、“町の本屋さん”に温かさを見つけました。課題や問題を含め、どのように実情を伝えるか試行錯誤して報道したニュースに「取材してくれてありがとう、反響がありました」と言われると、この仕事をしていてよかったと感じます。

どんな学生時代を過ごしましたか

大学時代一番印象深いのがゼミ研究。とにかく痩せたかった私は、初心者がいかにしてフルマラソンを走り切るかという研究をしていました。結果、フルはなんとか完走し、8kgの減量にも成功。トレーニングも本番も辛かったですが、専門家から得る知識は興味深く、いつの間にかのめり込んでいました。
休みの日は面白そうなイベントに参加したり、留学先のニュージーランドではバンジージャンプをやってみたりと、とにかく活動的でした。『体力の温存』を知らずに毎日全力で過ごしていました。

静岡朝日テレビを目指す人に一言

静岡朝日テレビを目指す皆さん、最後の学生生活楽しんでいますか?私は就職活動中、辛い思いもしたけれど、ある意味楽しんでいた部分もあります。過去の経験で感じたことを、自分のことを全く知らないたくさんの人に聞いてもらいました。そこで広がる会話に考えることがあり、就活中だけでも大きく成長した気がします。
私は就活中、報道という仕事をして、まだ気づかれていない事実、新しい発見を視聴者に伝えたいという思いが誰よりも強かったと思っています。テレビ局でやりたい事、素直な気持ちを話せば、いつか思いは伝わると思います。最後まであきらめず、ありのままの思いをぶつけてくださいね。