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放送番組審議会

放送番組審議会とは

静岡朝日テレビは、放送番組の適正化を図ることを目的に、毎月(8・12月を除く)1回、番組審議会を開催しています。
審議会は、有識者によって構成され、番組に対する評価や放送全般についてなど、さまざまな角度から率直なご意見をおうかがいする、放送法に基づく機関です。

放送番組審議会議事のあらまし

2026年1月

開催月日 2026年1月14日(水)
開催場所 静岡朝日テレビ本社
出席委員 委員長    加藤  裕治
副委員長   川口  澄生
委員     海野  尚史
委員     広田  奈都美
委員     松田  直子 
委員     久保田 香里
委員     坪川  武史
課題番組 課題番組:『テレメンタリーPlus 弟を信じ続けて~袴田ひで子 92歳の闘い~』
制  作:静岡朝日テレビ
放送日時:11月24日(月・振休)午後1時49分~午後2時44分 放送


審議内容 ・袴田事件について全国の知らない方へも伝わるような丁寧な番組進行であった。冒頭から非常に滑らかな導入がなされ、初見の資料映像も多く、長年にわたる丁寧な取材と積み重ねの厚みが画面全体から明確に伝わっている構成だった。
・この番組の趣旨は、ひで子さんという個人に照準を絞り、女性としての生き様を弟の冤罪を晴らすことに人生を投じたと見える彼女の人生をよく表現できていると思います。見た人に勇気を与えるが、国の制度の不備に不信感や絶望も感じる。
・小川弁護士の背景を紹介したり、熊本元裁判官の苦悩を描いたりしたことで、この冤罪事件がいかに多くの方を巻き込んだのかが感じられ、個人を描きつつも社会性を帯びた番組にもなっていた。
・裁判のシーンが続くパートがあったが、特に第1次再審請求のシーンは、いつ頃の話なのかがパッと見て分からなかったので、何年何月という文字情報だけでも表示してもらえると分かりやすくなると思う。
・CMを跨ぐ際に「再審の扉はいつ開くのか」というふうに重いアーチをかけていたが、事件を知っている人はその扉が開くことは知ってはいるものの、実はこの段階では再審の扉が開くかどうかもよく分からない状況であったので、見せ方や訴え方をもう少し考えた方が良かったかなと思う。
・これだけ明るくハキハキしていらっしゃるひで子さんが泣きながら手紙を読んでいて、熊本元裁判官も横で聞いていて、くっとこらえているシーンは、テレビでないと伝えられないと思うほど非常に画力があるものだった。その後、第1次再審請求棄却のところで、熊本元裁判官がチクショーという言葉を発した場面も、こういう思いなのだというのが伝わってきて興味深かった。
・重いテーマがどうしても入ってくる番組なので明るいトーンの音楽を意図的に入れるのは効果的だと思うが、本当に再審になるかどうか分からない場面でも明るいトーンの楽曲が使用されていたので、そこは二転三転するような雰囲気を出しても良かったのではないか。
・印象に残るのは東京高裁で再審開始決定が取消になった際の、周りの落胆ぶりに対して、ひで子さんの最高裁に向かって頑張っていくしかないという前向きな言動と姿勢を崩さなかったシーン。今回もそのシーンを流したことに驚嘆せざるを得ず、様々な壁に突き当たって、これだけの困難を乗り越えてきた、その過去の闘いの日々が凝縮されたようなシーンであった。
・深刻な問題ではあるものの、ひで子さんの持ち前の明るさのおかげで番組全体が暗くなりすぎずに済んでいる印象。県警本部長の謝罪シーンは、ひで子さんの魅力が特につまったシーンで、権力や司法のあり方に憤りを感じている人にさえも冷静にさせる効果があり、個人を咎めない、否定しないひで子さんの魅力や懐の広さが十分に伝わってくる内容であった。
・最後の方に年表のようなものがあっても、長い道のりを表現できたのではないか。
・ドキュメンタリーという形で表現した時に、ラスト5分程の部分はある程度予想ができてしまい、後味が簡素なものになってしまっていると感じた。映像を集め、高度な編集と構成でストレスなく観られていたのに、終わり方があっけなく、作り手の顔が見えない番組に感じた。
・世界に向けて発信し続けるひで子さんの姿は、事件の風化を防ぐだけでなく、冤罪事件を国際的な視点から捉え直す重要性を強く感じさせるものだった。
・過去からの映像一つひとつを通して、継続的に且つ丁寧に取材されてきたことが改めて感じられ、その蓄積が地方局の報道の役割とか存在意義になるのだと感じた。
・目の前にある法律や制度に対して私たち自身がどのように今後向き合っていくのか、何らかの行動を起こすことが求められているのか、ということも番組を通じて少しでも視聴者に伝わっていれば、番組の役割としては非常に大きな役割を果たすことになる。
・今回ひで子さんの人生を映したことは現代性のメッセージになっているのではないか。一つの物語の見方ではあるが、ひで子さんの人生を通じて、一人ひとりの個人が行動することを忘れなければ、何か大きな変化を促す場合もあるという、そういう力を与えてくれるドキュメンタリーだったのではないかと思う。
次回日程 2026年2月18日(水)

放送番組種別ごとの放送時間量

番組種別 2025年4月~2025年9月第3週合計放送分数(分)
報道 13,727
教育 6,761
教養 12,922
娯楽 19,996
通信販売 6,593
その他 297
対象期間の放送時間全体 60,296

CM放送時間量

CM放送時間量(分)
対象期間におけるCMの放送時間
(上記放送時間全体に含まれる)
10,097

対象期間
2025年04月21日(月)~04月27日(日)
2025年05月19日(月)~05月25日(日)
2025年06月16日(月)~06月22日(日)
2025年07月21日(月)~07月27日(日)
2025年08月18日(月)~08月24日(日)
2025年09月15日(月)~09月21日(日)