「池上彰が緊急取材!~どうなる!?リニア新幹線~」2021年1月24日(日)ごご1時55分放送

「池上彰が緊急取材!~どうなる!?リニア新幹線~」2021年1月24日(日)ごご1時55分放送

池上彰氏がリニアの現状を緊急取材!
初乗車!リニア新幹線とは!?
都心にあいた巨大な穴に潜入!
工事を静岡県が「待った」…
問題解決の糸口探る!

池上彰氏が自ら現地に足を運び、
リニア新幹線の現状を緊急取材!
日本の未来を支える一大プロジェクトの
実現に向けて、問題解決の糸口を探る。

東京―名古屋をわずか40分で結ぶ
「リニア中央新幹線」の建設が始まっている。
リニア実現により、移動時間の大幅短縮、
莫大な経済波及効果、
日本技術の世界への広がりと、
新しい技術がもたらす未来への夢や希望が
膨らんでいる。
しかし、予定された2027年の開業が
非常に難しくなっている。
工事が始まらない静岡県で
一体何が起きているのか!?

池上彰氏が初乗車!
リニア新幹線とは!?

電力と磁力によって車体を浮かせて走るリニア。研究開始は1962年。半世紀以上の時間をかけ開発が進められる中、目指すのは2027年に東京―名古屋を40分、2037年に東京―大阪を67分で走ること。その夢の超特急に秘められた驚きの技術とは…

今回、池上彰氏がリニアに初乗車し、独自の視点で取材。新型の座席から見えてきた未来の仕事スタイルとは。ジャーナリスト池上彰氏の目に映った時速500キロの世界、日本の交通の新常識に迫る。

リニア中央新幹線への期待

営業時速500キロのリニア開通で、人々の生活や利便性は大幅に向上すると言われている。名古屋では開通を見越した再開発事業が進み、愛知県では開業からの10年間で2兆3000億円の経済効果が見込まれている。番組では全国各地の街頭でインタビューを実施。人々が抱くリニアへの期待は…

そして東京・北品川にある直径約40m、深さ約80mの巨大な穴。これは「大深度地下」にリニアのトンネルを掘るための前線基地だった。その現場に池上彰氏が潜入。地下の世界で見たものは…。外環道の陥没に関する質問など、池上氏ならではの目線で、リニア工事の今を捉える。

静岡県が工事を認めない理由は?

夢の計画に、総延長286キロ(東京ー名古屋)のうち10キロほど、駅もない静岡県が、沿線で唯一工事を認めていない。その理由は、南アルプスを源流とする大井川の水が、トンネル工事によって減ることへの恐れ。しかし、この静岡県の「待った」が、思いのほか大きな影響を及ぼしていた。

実験線が走る山梨県笛吹市の桃農園では、工事の影響で農業用水の水源だった川が枯渇。補償として貯水タンクが設置されたものの、補償期間は30年間に限られ、以降は自己負担になるという。当事者は「ちゃんと勉強しなければダメだった…」と、当時を振り返る。

これまで、愛知県知事、JR東海社長、国交省事務方トップが静岡県知事に直談判しているが、事態は動かない。早ければ2037年の延伸が計画されている大阪府の吉村知事は「1つの都道府県が反対するから全ての計画が遅れるのは、国家のあり方として問題だ」と静岡県の対応や、事態を打開できない国を批判。しかし、静岡県知事は「誰が遅らせてるんですか?静岡県のせいでしょうか?」と全く折れず、トンネルの出口は見えていない。

解決策はあるのか?番組から提案!

解決の糸口が見えないリニア問題。しかし、解決策は絶対に必要で、番組はリニア問題の解決を模索するため、様々な動きを徹底取材している。▼水問題の解決▼リニアの必要性▼開業延期の明確化の3つの観点からジャーナリスト池上彰氏が現場取材で感じた解決の糸口を披露する。

出演者

解説

池上彰

Q. 取材を進めてみてどんなことを感じましたか?
日本の技術力の高さを改めて確認しました。速度が500キロを超えると、いかにも「高速で走っている」という疾走感を持ちました。ワクワクする人もいるでしょうし、「ここまで急ぐ必要があるのか」と思う人もいることでしょう。
Q. 番組の見どころと、全国の視聴者への一言をお願いします。
リニア新幹線は順調に工事が進んでいると思っている人が意外に多いのですが、静岡の受け止め方は異なります。静岡の立場も知った上で、リニアの未来について考えてもらえればと思います。

ゲスト

  • 別所哲也
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  • 麒麟・川島明
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  • ファーストサマー
    ウイカ
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  • 土屋礼央
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進行

  • 佐野伶莉
    (静岡朝日テレビアナウンサー)