PEOPLE 内定者座談会

2026年4月入社の皆さんと、座談会を行いました。
就職活動で工夫していたこと、静岡朝日テレビで実現したいこと…などなど、
社会人に向けて新たな一歩を踏み出した先輩から、就活生の皆さんに向けたメッセージです。

※2025年10月時点の情報です

MEMBER

  • 総合職
    採用
    Aさん

    文学部

  • 技術職
    採用
    Bさん

    工学研究科

  • 総合職
    採用
    Cさん

    文学部

  • 総合職
    採用
    Dさん

    人文社会科学部

  • 総合職
    採用
    Eさん

    商学部

  • 総合職
    採用
    Fさん

    文学部

学生時代について

どんな学生生活でしたか?

Aさん(総合職)

徹底的にやりたいことを突き詰める日々でした。昔からファッションが好きだったので、学生時代はアルバイト代の9割をささげて服を買っていました。当然お金は無くなってしまうので、食費を切り詰めて、米と調味料だけで生活していたこともありました。他にも、ファッションショーを企画するサークルに精を出していました。3年時にはリーダーとして大きなショーを開催し、いろいろと反響をいただくことができ、かけがえのない経験になりました。小さい頃から母に「個性をもつこと」の大切さを説かれていたので、それが如実に表れた学生生活だったのかなと思っています。

Bさん(技術職)

アルバイトと研究に打ち込んでいました。アルバイトではアミューズメントパークで接客業に従事し、主にUFOキャッチャーの部門を担当していました。お客様が景品を獲得された際には一緒に喜び、笑顔でお帰りになる姿を見られることに大きなやりがいを感じていました。一方、研究では、夏は暑く冬は寒い過酷な地下実験室で、一酸化炭素などの有害物質の除去に関する実験に取り組みました。その中で忍耐力や観察力を培うことができ、大学生活を経て自分の様々な能力を伸ばすことが出来たと思います。

Cさん(総合職)

私の大学生活は「殻を破る挑戦の連続」でした。幼少期から憧れを持ち続けていたものの、勇気が出ず一歩踏み出せなかったボクシングを大学2年生から始め、ランニングとジムワークを日課にして週5日練習を継続し、アマチュアの試合で勝利することができました。また、高校時代までの内気な性格を改善したいと考え、居酒屋でのアルバイトに励み、会話力を培いました。常連の方に名前を覚えていただけたことが嬉しかったです。常に「自分を成長させてくれること」に挑戦し続け、もがき、苦しみながらも充実した大学生活だったと思います。

Dさん(総合職)

大学入学後に子どもたちへの学習支援のボランティアをしていて、他にも小学校でのボランティアやアルバイトで塾講師などをしていたこともあり、たくさんの子どもたちと接する学生生活でした。ピアノが好きで、演奏しながら子どもたちと一緒に歌を歌って楽しんでいました。また、子どもたちのためにできることをしたいと考え、行政への働きかけなどもしていました。振り返ると、さまざまな人と話す機会が多く、相手に合わせて自分の意見を説明したり表現したりすることが多かったなと感じます。また、自分自身も仲間たちと一緒に楽しみながら活動に取り組んでいました。

Eさん(総合職)

私は地元静岡が大好きで、大学1・2年次は横浜のキャンパスまで新幹線で通学していました。静岡と横浜を行き来する学生生活の経験から地元の魅力を再認識し、「静岡に恩返しがしたい」と思い、成人式実行委員として式典の企画に携わりました。地域の方々や仲間と協力しながら準備を進める中で、初めて社会の一員としての礼儀やコミュニケーションの重要性を学び、大きく成長することができました。特に、活動を通じて出会った方々とは今でも交流や連絡が続いており、人とのつながりの大切さを実感しています。また、アルバイトでも責任を持って働き、人に頼られる喜びを知りました。さらに、長期休みには国内外を問わず多くの土地を訪れ、異なる文化や言語でのやり取りを経験し、視野を広げました。こうした挑戦を通じて、人と真摯に向き合いながら成長できた学生生活だったと感じています。

Fさん(総合職)

4年間の大学生活を通じて、「忍耐力」と「相手に寄り添う力」を身につけることができたと感じています。幼少期から15年間スポーツをやっていて、大学ではマラソンに取り組みました。これまで5回フルマラソンに挑戦してきましたが、今年の3月に参加した丹波篠山マラソンでは、初めてサブスリーを達成することができました。諦めずに努力したからこそ得られた結果だと感じています。また、メディア業界3社でアルバイトを経験したことも財産になりました。時には、日中アルバイトをした後に、もう一つのアルバイト先で夜勤をし、その後に10キロ走って大学に行くという過酷なスケジュールをこなすこともありました。こうした経験も力になったと感じています。寄り添う力としては、大学の授業で著名人にアポイントメントを取って取材し、記事を執筆したことが印象に残っています。静岡県出身のプロ野球選手を取材し、自主トレーニングにも参加させてもらった際には、相手が何を言いたいのかを理解して素早く記事にすることの大切さや、普段は見られない裏側に密着することで選手の姿勢や思いを知ることができ、貴重な経験となりました。

就職活動について

就職活動中、工夫していた
ことはありますか?
(ルーティン、面接で心がけていたこと等)

Aさん(総合職)

工夫していたことは、テレビ業界を問わず「企業ごとに必ず一つ企画を考えること」です。その企業で働く自分を想像しながら企画を考えることで、「自分はこの会社で何をしたいのか」というビジョンが明確になりました。また、企画を考える過程で企業研究が自然と深まり、面接での受け答えにも厚みが出ました。具体的な企画を提示することで少なからず企業に覚えていただけるきっかけにもなっていたと思います。面接で企画を話す機会がなくても、不意に何かアイデアを聞かれた時、その企画を活かすことができ、思わぬ場面で役立つこともありました。

Bさん(技術職)

これに関しては賛否両論あると思いますが、面接の際にあえて「準備をしすぎない」という点を意識して臨みました。その真意としては事前の企業研究は大前提するとして、文章を作り込みすぎると、暗記した内容をそのまま話すことに集中してしまい、面接全体が形式的で不自然な印象になりかねないと考えたからです。その中でも必ず伝えたいキーワードや自分の強みを示すポイントはしっかりと押さえたうえで、面接官の方との対話を「人と人との自然なコミュニケーション」として進められるように心がけました。

Cさん(総合職)

就職活動で工夫したのは「自信を持つこと、またその自信を持つための準備」です。根拠のない自信は空虚なものになるため、自己分析や面接練習を徹底しました。過去の経験を一つずつ振り返り、どのような行動が成果につながったかを整理し、模擬面接で客観的なフィードバックを得ることで裏付けを固めました。その結果、本番では「これだけ準備したから大丈夫」と思うことができ、胸を張って自分の言葉で話すことができました。また、就職活動に限らず基本的なことですが、大きな声でハキハキと、相手の目を見て話す姿勢を大切にしていました。こうした積み重ねが堂々と考えを伝える力につながったと思います。

Dさん(総合職)

相手が何を自分に求めているかを考えることです。企業や業界、その時の面接官によって、就活生である自分に求められていることはさまざまです。学生時代の経験や強みなど、同じ話題を話す場合でも、強調すべきポイントや話を膨らませるポイントが異なるということを意識して、事前に企業や業界について調べ、それに適したものにしようと工夫していました。意識しないと伝わらないなと感じることも多かったので、同じ内容でも表現や説明の仕方を工夫して臨んでいました。また、面接の現場では、相手のテンションやリアクションを見ながら話し方を変えるようにしていました。

Eさん(総合職)

就職活動では「自分の軸を一貫して伝える」ことを大切にしていました。私は“チームで挑戦し、社会に新しい価値を届けたい”という想いを持っていたため、面接やESでは具体的な経験を用いて軸と結び付けることを心掛けました。また、志望する業界については、表面的な情報にとどまらず、実際に働く方々の話を伺い、自分の言葉で語れるようにしました。静岡朝日テレビの仕事体験に何度も参加し、理解を深めていきました。さらに、準備の段階では友人同士で模擬面接を重ね、相手の視点でどう伝わっているかを確認するようにしていました。その積み重ねにより、自分らしさを失わずに堂々と表現できるようになったと思います。

Fさん(総合職)

自己分析を大切にしていました。歩んできた人生の振り返りを行い、5年前や10年前は何をしていたか、その経験からどんなことを考えていたかを紙に書き出してアウトプットしていました。可視化することでやりたいことが明確になっていきました。また、就職活動をしている中で、私の周りはあまり放送局志望の人がいなかったので、テレビ業界の選考やオンライン交流を通して、就職活動仲間を作って情報を得るようにしていました。

静岡朝日テレビで描く未来

静岡朝日テレビで実現したいこと

Aさん(総合職)

全国的に知名度のあるバラエティ番組を作りたいです。面接時には、「静岡県内を巡るロケ中に大喜利が大量に出題される」番組を提案していたのですが、今となっては詰め切れていないなとも思っています。この企画に限らず、とにかく、なかなか採用されなくても継続的に企画を提出し続けたいです。周りの方のアドバイスを参考にしながら、アイデアに磨きをかけていけるような、ハングリー精神旺盛な人間になりたいと思います。

Bさん(技術職)

静岡マラソンをはじめとして地方局ながらスポーツ大会をホストとして開催することのできる強みを生かして、技術の力でスポーツ中継を支えていきたいです。私自身、学生時代に体育会系の部活に所属していたこともあり、スポーツにおけるメディアの影響力の大きさは強く実感してきました。これからは私が選手の活躍を支える立場として、スポーツの魅力や醍醐味が画面を通して視聴者の方に伝わるよう尽力していきたいです。

Cさん(総合職)

静岡朝日テレビだからこそ実現できる新規事業に携わりたいです。県内ナンバーワンの放送基盤を土台に、強みである「発信力」と「地域密着性」を活かし、デジタルやイベントへ展開したいと思っています。放送の信頼性を守りながらも新しい分野に踏み出し、「無難に」ではなく挑戦を常態化させていきたいです。静岡朝日テレビに入社を決めた理由でもある、「No.1を目指し続けたい」という気持ちを大切に、静岡朝日テレビという環境でなら未知の領域への挑戦を恐れず、放送局として長年培ったノウハウを活かしてテレビ業界の未来を切り拓く取り組みを推進し、地域に還元していけると信じています。静岡朝日テレビに貢献できるよう尽力していきます。

Dさん(総合職)

報道記者になって、静岡の今を、視聴者の方が知りたいことを誠実に伝えていきたいです。特に私が専門でやってきた政治のことに関して、「静岡」朝日テレビだからこそできる県政・市政のありのままを伝えていきたいです。学生時代の経験からも静岡をもっとよくしたいと考えて行動している人が多くいると感じています。どこか遠くに感じがちな国政を、静岡に落とし込んで伝えられるような取材活動や解説、見方ができるようになることを目指したいです。

Eさん(総合職)

様々な部署に携わってみたいです。その中で特に実現したいことは、「地域の魅力を再発見し、世代を超えて人をつなぐコンテンツを発信すること」です。学生時代に地域イベントを運営した経験では、実際に静岡の方々と関わる中で、人の温かさや穏やかな気候、豊かな自然、暮らしやすい環境を改めて実感しました。その魅力を、自分たちの手で番組やイベントとして形にし、多くの人に届けたいと考えています。また、大学で学んだ新規事業立案の経験を活かし、番組制作にとどまらず、新たなビジネスモデルや収益体制の確立にも挑戦したいです。テレビの持つ影響力と自らの行動力を掛け合わせ、地域に根差した放送局だからこそできる挑戦を形にしていきたいと思います。Cさんも新規事業に興味があるので、切磋琢磨しながら大きいことに挑戦できたらなと思っています。

Fさん(総合職)

静岡にゆかりのある若手スポーツ選手の実話のドラマ化に挑戦したいです。金曜日の夜に放送している「スポーツパラダイス」の番組内で、10分程度の連続ドラマの企画として考えています。私は、スポーツを伝えたいという気持ちを軸に放送局の就職活動をしていました。オリンピックや高校野球など、スポーツというコンテンツは、人の心を豊かにするものだと信じており、静岡は様々なスポーツのプロチームが存在し、スポーツ大国だと感じています。スポーツの競技人口が減ってきている課題がある中で、スポーツを始めるきっかけを作ることに挑戦したいです。テレビには人々への影響力があると信じています。スポーツのドキュメンタリー番組は他の局でも目にしますが、スポーツ×ドラマに挑戦している局は少ないので、そういった企画にも積極的に挑戦していきたいです。

就活生に伝えたいこと

就活生の皆さんへ
メッセージをお願いします

Aさん(総合職)

思うように振るわず、周りで内定も出始めて、就活以外のことでもうまくいかないことがあって、「自分なんて…」とついマイナスになってしまう時期もあると思います。そんな状況だからこそ、乗り越えればきっと納得できる結果が待っているはずです。今となっては、あれだけ辛かった就活も名残惜しいくらいによい思い出です。自分を成長させてくれるビッグイベントだと思って、最後まで頑張ってください。

Bさん(技術職)

就活中はうまくいくこともあれば、思うように進まず落ち込むこともあると思います。しかし、その過程でしか得られない人との出会いや経験が必ずあります。私自身も就職活動を通して、多くの学びや出会いを得て大きく成長しました。結果だけにとらわれず、この貴重な時間を楽しみながら挑戦してやろうという気持ちで臨むと少し肩の力が抜けて前向きに取り組めるはずです。皆さんの努力が実を結ぶことを心から願っています。

Cさん(総合職)

就職活動は、過去と将来を見つめ直す貴重な機会です。明確な目標を持って大学を選んだ人は少なくても、この時期に「将来自分は何をしたいのか」を真剣に考えることができます。私自身も悩みましたが、将来像から逆算し職業や企業を見極めることで、自分の価値観を整理できました。「ありのままの自分」で面接に臨むことは大切ですが、就職活動、面接という場である以上、「ありのままの自分を伝える努力や準備」は個人的に大切だと思います。苦しい時期も糧になると信じて、肩ひじ張らず一歩ずつ頑張ってください。

Dさん(総合職)

就職活動は、それまでの皆さんの人生や生活と向き合う機会だと思います。就職活動のために急に一生懸命自己分析をすることも必要かもしれませんが、ふとした瞬間の気づきや感じていることを書き留めておくなど「常在戦場」の気持ちも大事かと思います。変な気負いをせずにやってみてください。また、企業の名前や周りからの見られ方の前に、「自分はそこで何ができるのか」を考えてやってみることも大事です。

Eさん(総合職)

就職活動は、自分と向き合う大きな機会だと思います。周囲と比べて焦ることもありますが、自分の歩みや経験は一人ひとり異なります。大切なのは、どんな経験からも学びを見つけ、自分の言葉で語れるようにすることです。また、思いがけない出会いや挑戦が、道を切り開いてくれることもあります。就職活動はゴールではなく、これからのキャリアのスタート地点です。どうか肩の力を抜きながら、自分らしさを大切に歩んでほしいです。

Fさん(総合職)

「諦めなければ夢は叶う」ということを伝えたいです。テレビ業界に絞って就職活動をする中で、思うようにいかず、時にはテレビ業界以外の選択肢も考えなければならないのではないかと考えたこともありましたが、放送局でスポーツの魅力を伝えたい、スポーツ選手の思いを伝えたいと強く思っていたので、諦めず追い続けることができました。幼少期からの思いを初志貫徹することで夢を掴めると思います。自分が思い続けていることに対して、1%でも可能性があるのであれば、挑戦してほしいです。