番組の見どころは？
リニア問題がまた大きく動いていますよね。そこで見どころはいろいろありますが、特に、川勝知事を副知事の立場で支えてきた難波さんが、今度静岡市長になりましたよね。そうすると難波さんが、今回のリニア問題について、どのような見解を持っているのか、これは面白い見どころだと思います。難波さんのリニア問題に向き合う姿勢は非常に印象的で、実際に難波さんにお話を聞いて、「なるほど」という思いがありました。静岡の皆さん、ぜひご覧ください。
番組の見どころ
ジャーナリスト池上彰が、静岡県の様々な問題を自ら取材する「静岡のチカラ」。今回は「リニア中央新幹線」に迫る第５弾。大井川の水や南アルプスの自然への影響を懸念し、今も着工を認めない静岡県に対し、早期開業を望む沿線自治体からのプレッシャーが強まっている。さらに、一枚岩のはずの県と大井川流域市町の間にも温度差が・・・川勝平太静岡県知事の腹心として、長年リニア問題に向き合ってきた難波喬司静岡市長を池上彰が直撃。「（川勝知事は）落としどころは多分考えていないのでは」・・・難波市長から次々と引き出される驚きの本音とは。リニア問題はどこへ向かうのか、現在地を再確認する。
川勝知事“リニアに賛成”も、
強まる孤立ムード
開通によって、都市圏へのアクセス向上・地方活性化などが期待されているリニア新幹線。しかし、静岡県が着工を認めないため、予定されていた2027年の開業は遅れることが分かっている。去年、静岡県はリニア新幹線の早期実現を目指す「期成同盟会」に加盟し、「リニア賛成」の立場をアピールするものの、JR東海・国・沿線自治体からのプレッシャーは強まっている。リニア問題に関して、今静岡県が置かれている状況を池上彰と改めて整理する。
静岡市・難波市長も疑問
地下水の行方は？
地面に小さな穴を開け、地質や地下水の状況を調べる「ボーリング」。現在、JR東海が山梨県で静岡県との県境に向かって進めている。しかし、静岡県は「静岡県側にある地下水が、県境を越えて山梨県側に流れてしまう可能性がある」として県境300mより先に進めないよう求めている。そんな県の姿勢に疑問を投げかけるのが、川勝知事の腹心の部下だった難波喬司静岡市長。番組では、リニア問題の新たなキーマンとなった難波市長を池上彰が直撃！また、難波市長がメディアに対して行った、ボーリングの“実験”を池上彰がスタジオで再現する！
田代ダム案を背景に・・・
県と流域自治体に亀裂？
JR東海が示した「田代ダム案」は、トンネル工事中に県外へ流れ出る水を戻す最も有力な案と期待されている。この案をめぐり、県と大井川流域の自治体との温度差が浮き彫りに・・・番組では、田代ダムの水が流れていく先の町にも取材。田代ダム案が進展を見せようとする中、慌ただしく動き続けるリニア問題の現在地を、池上彰と再確認する。
出演者
【解説】 池上彰
【ゲスト】 ガダルカナル・タカ
番組の見どころは？
今回、池上さんが静岡市の難波市長へインタビューに行っていて、今まで見えなかった、難波市長の人となりや面白みを引き出してくれたので、皆さん注目して見ていただきたいです。これまで「静岡のチカラ」でリニアをテーマに5回放送してきましたが、どれも難しい問題で毎回、どうすればいいかと感じていました。今回は水の問題をクリアするための方向性が少し見えてきて、今までとは違う希望が持てる面もあると思います。
【ゲスト】 林マヤ
番組の見どころは？
これまで、リニア新幹線工事については水や残土など次々と課題が出てきましたよね。難しい問題ですが、今回周辺の知事や県内の自治体の意見も知ることができ、とにかく話し合いが大切だと実感しました。 また、池上さんが実験を行いながら、ボーリング調査について説明してくださっている部分は大変分かりやすいと思います。ボーリング調査は私としてもイメージするのが難しかったですし、静岡の水はどうなるのか気になっていましたが、池上さんの説明を聞いて、驚きや安心など見ている方が色々と感じていただけたらと思います。
橋本ありす（静岡朝日テレビアナウンサー）
番組の見どころは？
最近、リニア問題は状況が大きく変わっています。『田代ダム案』はどうなった？沿線自治体・大井川流域自治体との関係はうまくいっている？ボーリングはどこまで進んだ？ハテナがいっぱいですよね。私はいち県民として収録に臨みましたが、目まぐるしく変化する今こそ、情報の整理が必要だなと感じました。難波静岡市長・JR東海へのインタビュー、流域自治体へのアンケートなどから、それぞれの立場で“今何を思うのか”聞いています。きっと、あっという間の1時間です。ぜひご覧ください。
【進行】 佐野伶莉（静岡朝日テレビアナウンサー）
番組の見どころは？
ここへきて進展が見え始めた田代ダム案。JR東海の提案から静岡県が協議開始のGOサインを出すまでの1年あまり、どういった経緯があったのか。そして現在山梨県側から進められているボーリング調査の現状、まだまだ課題がある残土問題についても迫っています。池上さんが難波静岡市長に、直接インタビュー。県民として気になることを真っすぐに聞いてくださっています。この番組を見れば県・JR東海・流域自治体、それぞれの考えや関係性が見えてくるはずです。今後解決すべき問題は何なのか、ぜひこの番組をリニア問題への理解を深めるきっかけにしてください。