静岡朝日テレビホーム > 番組 > 番組ライブラリ > 2022放送 > 池上彰の発掘！静岡のチカラ Part13
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ジャーナリスト池上彰氏が、さまざまな静岡の「チカラ」や「課題」に迫るシリーズ第13弾。今回は、池上氏が大規模な土石流災害が発生した熱海市の現場を1年ぶりに取材。発災から1年が経過して変化したこと、依然残る被害の爪痕などを伝える。
そして、具体的な案が浮上し、新たな局面を迎えているリニア新幹線の問題を今回も徹底解説！
熱海市で多くの死者・行方不明者を出した、大規模な土石流災害の発生から1年。池上氏が現地へ入り、地元住民の様々な思いを聞いた。土石流を間一髪で逃れた地元消防士は、「防災意識を改めて考えさせられる災害だった」と語る。「盛り土」が被害を甚大化させ、人災の側面が大きいと言われている今回の土石流。責任の所在を追及する動きが続いていて、法律や条例の強化も進む中、悲劇を二度と繰り返さないために求められていることとは。
大井川の水への懸念から、静岡県が工事を認めていないリニア中央新幹線。トンネル工事で出る水を全て大井川に戻す「全量戻し」を県は主張していたが、これまでは具体的な案が示されていなかった。そんな中、 JR東海が「田代ダム」を活用した新たな「全量戻し」の方法を提示した。新しい案に対しては、県内外で様々な声が…番組では、渦中の「田代ダム」や、豊かな自然が息づく南アルプスを取材。リニア問題に着地点は見いだせるのか、池上氏が徹底解説する。
印象的だったのは、あの辛うじて倒壊を免れた赤い建物の取り壊しがちょうど始まっていたのを見たことですね。（発災から）1年経っているのに、人が避難して戻れないままの状態になっているところが多くあり、復旧・復興には時間がかかるのだと痛感しました。
（『全量戻し』の）新しい案も出て、驚きをもって受け止められていると思うんですね。川勝知事の発言も微妙にニュアンスが変わってきたので、この新案が問題解決の糸口になる可能性が出てきたなと思いますね。また、これこそ「静岡のチカラ」だという素晴らしい映像も出ます。 本当に静岡にとって大事なことは何なのか、それを考えるきっかけになると思いますね。
今回は、今まで以上に２つの大変な問題が動き出していると感じていただけるのが一番の見どころだと思います。熱海の土石流災害の問題では、今回も池上さんが現場へ行って我々に伝えてくれているので、信ぴょう性も高くなるし、県民の皆さんに対してすごく分かりやすくなっているのではないかと思います。難しい話であったリニア問題も少しずつ動き出していて、今までとは違う視点、方向性が見えてきました。
熱海の土石流災害については、幅広い知識を持つ池上さんだからこその目線で現場の様子を見てきてくださっています。その様子はすごく心に訴えるものがあったので、ぜひテレビをご覧の皆さんにじっくり見ていただきたいです。リニア問題については、（このまま）出口が見えないんじゃないかとずっと思っていました。そこに新しい、具体的な案が出てきたので、ようやく光が見えてきた気がします。また、番組では「南アルプスの美しさ」を改めて感じました！世界中に自慢したい静岡の宝であり、静岡の「チカラ」のもとだと思います。山や自然を大切にするのが一番ではないかと思ったので、ぜひ私たちが安心できる解決策を見つけてもらいたいです。
熱海市の土石流災害、そしてリニア問題は「とびっきり！しずおか」でも何度も扱ってきたニュースなんですけれども、ここ最近本当に様々な動きがありました。ちょっと頭を整理したいな、そんな時にぜひこの番組を見てください。池上さんが現地の取材も踏まえて、わかりやすく解説してくれています。ゲストのガダルカナル・タカさん、林マヤさんはこの番組に何度もご出演いただいていますが、今回も率直な意見を言ってくださっています。「静岡のチカラ」でしか見られない、分からない解説があると思います。
熱海の土石流は、発生から1年が経ってもなお、盛り土の責任の所在は明らかになっていません。それぞれが一体どんな主張をしているのか、また、復興が進んでいない現場を池上彰さんが直接取材をしています。そしてリニア問題については、全量戻しの新たな案で話題にのぼる田代ダムに私が取材に行ってきました。田代ダムとはそもそもどういった場所なのか、また新たな案がもし通ったとすれば、水の流れはいったいどうなっていくのか。そのあたりも詳しくお伝えしています。この番組を見れば、今静岡県が抱える課題についてきっと分かるはずです。