2020年2月11日紹介 乃々花（ののか）

「素材と揚げ」にこだわった小さな天ぷらバー

オープンは2020年1月1日。女性店主がひとりで切り盛りする天ぷら専門店。カウンターでひとつずつ揚げたてをいただく贅沢な時間を楽しませてくれるお店。店主自らが研究を重ね編み出した独自の揚げ方で、とても軽やかで香りの高い天ぷらが供される。ごま油で天ぷらを揚げるのはよく聞く方法だが、乃々花はあえてサラダ油で揚げる。最後の仕上げにごま油を加えることで、ごま油の欠点を解消し、軽く香り高く仕上がる。

天ぷらをたっぷりと楽しみたい方には、「天ぷらコース　3850円」がおすすめ。7種の天ぷらは、揚げたてを順番に提供され、前菜やサラダ、煮物に茶わん蒸し、ご飯ものなど、満足度が高い。

特筆するべきはランチタイム。お昼限定で数種類の丼物が用意されるが、中でも「天丼748円」は驚きの金額設定。エビと白身魚、季節の野菜3種の計5種の天ぷらに、研究されたオリジナルのタレをさっとかけて、サクサク感そのまま丼として提供される。みそ汁も素朴でおいしい。店主も儲け無しのチャレンジだと笑う。ほかにも豚丼や海老天丼などがラインナップされるが、ダントツで天丼が1番人気。

また、夜の一品料理で「和牛タタキ　2200円」は、店主絶対のおすすめ。肉がいいからうまいのは当然と店主。しかし、タレのチョイスが絶品で、肉の魅力を更に高めている。