未来の乗り物から実在する乗り物へ。
これを見れば“リニア新幹線の今”が
丸わかり！
ジャーナリスト・池上彰が巨大プロジェクトの現在地を分かりやすく解説
ジャーナリストの池上彰が、様々な静岡の魅力や課題をテーマに分かりやすく解説する『池上彰の発掘！静岡のチカラPart16』。今回のテーマは“リニア新幹線の現在地”。
最新技術による移動時間の短縮や莫大な経済効果に期待の声が上がる中、自然環境へ与える影響から沿線で唯一工事が開始されていない静岡工区。川勝前知事の突然の辞任から1年が経ち、課題となっていた水資源の問題はＪＲとの協議で解決間近！？開業に向けた静岡県民の温度感は？番組では水問題の影響が懸念される８市２町へ緊急アンケートを実施、首長たちの回答は。さらに２年ぶりとなる池上彰の静岡市・難波市長への直撃取材や最新の工事の進捗状況を交え、今後の展望に迫る。
リニア問題について、この１年間あまり大きなニュースがなかったように思えたんですけど、番組で実際に検証してみると、着々と進んでいる点や、課題も見えてきました。
今回は静岡市の難波市長を取材して、リニアを取り巻く現状を山登りに例えていろいろお聞きしました。市長に直接お話を伺ったからこそ分かったことがありましたね。
また、番組ではリニアの神奈川県駅にも潜入取材しています。私は3年半前に行ったわけですけど、その時と比べてかなり工事が進んでいて驚きましたね。
ゲストのみなさんとリニア問題の今を考える中で、何がまだ課題として残っているのかを改めて確認できました。そして、その課題に静岡県、静岡市、あるいはＪＲ東海がどう取り組んでいくのか、そこを私たちはしっかり見ていかなければいけないと思いましたね。
リニア新幹線については去年までより報道が無くなり忘れかけていましたが、この一年の変化をちゃんと理解することができました。大井川流域の皆さんの不安に向き合い南アルプスの生態系をどの様に守っていくか、静岡の自然を残していくために何ができるのか、この番組を見て考えるきっかけになればと思います。
(リニア開業の動きが)結構進んでるんだなって、ちょっとびっくりしました。止まってると思ってましたから。池上パピーが難波市長とお話ししてるんですよ。そこが面白いです。難波市長の個性的な我が道を行く感じのコメントとか「おお！」と思いますから。ぜひ注目してください。
リニアの話題が最近メディアで乏しくなっている中、定期的にリニアの進捗状況を発信してくれるこの番組は本当に貴重な番組でありがたいと思っています。と同時に、鉄道好きの目線からすると神奈川県駅の工事の現状はなかなかない映像なので、これは本当ぜひ、見ていただきたいです。
ゲストには県内出身のガダルカナル・タカさん、畑をご自身で耕している林マヤさん、鉄道好きの土屋礼央さんをお招きしましたが、皆さんそれぞれの「リニア」に対する視点がものすごく面白かったです。池上さんの瞬時に出る知識の豊富さにも改めて感激。楽しくあっという間の収録でした！