歌舞伎の名門、伝統の家に生まれながらも、新しい分野を開拓し続けてきた
松本幸四郎。その彼が、16歳から半世紀に渡って演じてきた「勧進帳」。
奈良・東大寺での千回公演までの道のりにカメラが密着。
さらに番組では、幸四郎とともに歩んできた家族の姿も追いました。
梨園の妻・紀子、長男・市川染五郎、長女・松本紀保、次女・松たか子。
家族の目に映る、役者として・父として・夫としての幸四郎像とは?
勧進帳千回達成の瞬間、そしてその先に幸四郎が見るものは・・・?

源頼朝の怒りをかい奥州へ逃げる義経一行の、加賀国・安宅の関
(石川県小松市)での話。義経一行は武蔵坊弁慶を先頭に山伏の
姿で関を通り抜けようとするが、関守の富樫の目にとまり…弁慶は
偽の勧進帳を読み上げ、さらに義経を金剛杖で叩き、見事危機を
脱出する。実は富樫は弁慶の嘘に気づきながら、その心情を思い
騙された振りをしていたのだ…。
歌舞伎十八番のひとつで、勧進帳・弁慶は三代続く 高麗屋のあた
り役。