Special thanks 2014, Hello 2015
- 2014年12月31日(水)
「生きる」とは何か。
そう思う2014年だった。
ある高校のアメフト部の監督は言う。
「現状を言い訳にしない」
その男は、末期がんに侵されている。
それでも、グラウンドに立ち続ける。
「がんだからと言って、誰も手を抜いてくれない」
その眼は、力強く前を見据える。
咳き込むことが多くなった。
薬を飲んで、声を張り上げ続ける。
体力も減り、車椅子を余儀なくされた。
だが「試合が近づくと調子が良くなるんだよ」と微笑む。
宣告を受けた時は、涙ばかりだった。
しかし「後悔のないように自分の好きなことをやって生き抜こう」
今まで以上に、人の支えを感じるようになる。
涙のきっかけは、絶望から感謝へと変わった。
病気が教えてくれた。
これまでの生き方は間違っていないと。
「言い方は変ですけど、そう感じられるのが病気になって良かった事ですかね」
現状に向き合い、強く生きると決意したからこそ、見える景色がある。
生きるとは、覚悟。
そう思う2015年にしたい。