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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

年末大忙し!「畳職人」の世界

2018-12-21

年末大忙し!「畳職人」の世界

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今回、亮さんがやってきたのは、静岡市駿河区の登呂。この地で80年以上続く畳屋のお仕事をお手伝いしてきました。ここでは一体どんな出会いが待っていたのでしょうか。<放送日:2018年12月15日>

「今日は、あさひテレビの前からです。だからって、あさひテレビのバイトをお手伝いとかは嫌よ。農家とかで、ちゃんと仕事させてよ」

この日は珍しく、局の前からロケがスタートしました。

奥深い、畳職人の世界

年末の大掃除の時期になると忙しくなる畳屋。
ここ、新海畳店も例に違わず、年末に向けて猫の手も借りたい状態ですが、今日は亮さんがお手伝いさせていただくことになりました。

新海畳店は、創業が1935年で、四代続く畳屋。
写真左から、二代目の敏幸さん、四代目の孝高さん、三代目の亘広さんの3人がお出迎えしてくれました。

この日は、24歳の四代目・孝高さんが、亮さんに畳職人の技を伝授してくれるといいます。

「四代目が教えてくれるってこと? 24歳? 大丈夫ぅ〜?」

怪訝そうな亮さんですが、実は孝高さんは国家資格の「一級畳製作技能士」の資格を持ち、学生時代には手縫いの競技大会で4連覇するほどの実力の持ち主なんです。

まずは、畳表を剥がす作業から。
孝高さんが手際よく、畳の縁を剥がしていきます。

その様子をじっくり観察する亮さん。

「ちゃんと見てたぞ、できるぞ。四代目が若いから、大人を甘く見ちゃダメよ的な、なんかそんな気持ちがある」

亮さん、若い職人に対する対抗心に火がついたようです。
さあ、満を持して挑戦です。

しかし、なんだか手元がもたつき、うまくいきません。

「くそー、思うようにできん」

職人の世界は、そんなに甘くはないようです。

続いて、新しい畳にへりを縫い付ける作業へ。

サクサクとテンポよく手縫いをしていく孝高さん。

亮さん、今度こそはと必死でその様子を観察します。

「これ、ムズい!ぜんぜん思ってるのと違げぇっ!」

表側から見ると、普通に縫っているだけのように見えますが、実は畳の裏側では複雑な針さばきをしていることに気づいた亮さん。
全身を使って説明してくれます。

「ここに針を打ったら、真下に通すわけじゃなくて、ちょっと斜めに通して、そんでちょっと戻る」

写真のように、糸がクロスするように針を打っていきます。
しかも、孝高さんは下を覗き込むこともなく狙ったところに寸分違わず糸を通していきます。

さあ、亮さんもやってみましょう。
「できるわけないやろ、そんなもん!」

ポイントを決めて、針を刺していきます。

貫通したら、今度は裏から針を指します。

「あっ、ぜんぜん違げぇ!超ムズイ!」

針を何度刺し直しても、うまくいきません。

「先生、お願いします。。。」

「まさか、24歳の子を先生と呼ぶことになるとは」

無念、亮さん。
奥深い職人の世界をまざまざと見せつけられました。

その後、畳のへりを折り返し、角を出す作業へ。

角をピシッと直角に出すのが職人の腕の見せ所。

きれいな角ができたら、後は縫い付けていって、畳の完成です。

「畳は、角が命って言われるほど、重要なんです」
「芸能人みたいなもんやね」
「・・・」

亮さんが思わず口にしたのは、歯磨き粉のCMのキャッチコピー「芸能人は、歯が命」。
大人の皆さんは御存知ですが、孝高さんはまったく無反応です。

それもそのはず、このCMが流れたのは1994年。
今から24年前、なんと孝高さんが生まれた年なのでした。

平成の時代がもうすぐ終りを迎えますが、新たな時代を担う職人が、この畳の世界でも着実に育っているようです。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

「普通の人はお参りですけど、僕はお掃除するんですね」

今回の亮さんは、新年を迎える準備に大忙しの、静岡浅間神社でお掃除のお手伝い。
境内すべての建物を掃除するには、およそ1ヶ月かかるという年末の大仕事に向き合います。

放送は、12月22日(土)朝9:30から。
今年最後の放送、おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

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