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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

希少な在来作物「かつぶし芋」

2018-11-23

希少な在来作物「かつぶし芋」

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今回、亮さんがやってきたのは、静岡市駿河区の大谷地区。先月訪れた「静岡農業高校」の名物キャプテンがいる生産工学部の部員たちと一緒に、彼らの師匠が育てている「かつぶし芋」の収穫をお手伝いをしてきました。ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。 <放送日:2018年11月17日>

こちらが「かつぶし芋」。
見た目は普通のサトイモと同じですが、カツオ節の代わりにだしがとれるほど、味が濃いのが特徴です。

しっかり者の即戦力キャプテンとの再会

10月に静岡農業高校に訪れた際、亮さんが注目したのは、部活動の生物工学部リーダー、柳本優くん。
約1ヶ月ぶりの再会です。

今日は、生物工学部に「かつぶし芋」をわけてくれた、駿河区大谷にある増田作一郎さんの畑へ行き、収穫のお手伝いをするとのこと。

部員の皆さんは、その際に増田さんに試食してもらうための、かつぶし芋の芋茎(ずいき)を使った「芋茎のジャム」を作っていました。

芋茎とは、サツマイモなどの葉柄のことです。それを刻んで砂糖で煮詰めます

さっそく、亮さんも味見をします。

「砂糖で煮詰めてるからか、小豆ですって言われたら小豆のような気になる」
色もなんとなく小豆に似ています。
「ただ、食感がシャキシャキ!」

芋茎の茎の繊維が、独特の食感を生んでいるようです。

そして、部員の皆さんは「かつぶし芋のジャム」の他にも、かつぶし芋を使ってこんなものも作っていました。

「かつぶし芋のドーナツ」です。

亮さん、こちらも試食します。

「フワッフワだぁ。おいしい! でも、おいしいんだけど、何のおいしさだ?」

部員たちにレシピを聞くと、普通のドーナツを作るレシピに、かつぶし芋を足したといいます。

「それだと、かつぶし芋の味の違いがわからんよね。かつぶし芋を入れたのと入れてないのと作って、対照実験しなさいって習わなかった?」
「あ、そうですねぇ〜」

亮さん、鋭い。
部員たちも、思わず授業で見せているような真剣な顔つきになっていましたよ。

増田さんの作る「かつぶし芋」

「うちでは、100年前から当たり前のように作ってたから、この話が出るまで気にもしていなかった」

静岡農業高校のOBで、生徒たちの大先輩でもある増田作一郎さん。
「かつぶし芋」は、100年以上前から増田さんの畑で栽培されてきたサトイモの一種の在来作物。
4年前から、静岡農業高校の生徒たちにもその栽培方法を教えているんです。

さっそく、増田さんの畑で収穫のお手伝い。

「4月に植えて、今月が収穫ということですか」
「そうです」

増田さんの畑は、テニスコートの脇にある、小ぢんまりとした畑。
この土地で、100年もの間「かつぶし芋」が作り継がれてきたんです。

では、いよいよ掘り起こしましょう。
するとリーダーがすかさず口を挟みます。

「ちょっと待ってください。まずは測定から」

「え〜、また測定? 前回も測定だけやったから、今回こそはと思ったのに〜」

まあまあ、亮さん。焦らないで。
測定は、生物工学部でも重要な活動のひとつですからね。

きっちりと、葉の枚数や葉のサイズ、茎の丈の長さを測ったら、やっと掘り起こし。
そして、収穫したかつぶし芋を選別していきます。

「増田さん、だいたい『いい』って言ってくれる。感覚でいいんだ」

種芋の選別は、親芋は食用に、小芋は翌年の種芋にするために貯蔵します。
その貯蔵方法は、「芋釜」と呼ばれる地面を掘った穴の中に、小芋を埋めて貯蔵する方法。

もちろん、その穴の大きさもきちんと測量していきます。

増田さんの栽培方法を、ていねいに受け継いでいくこと。
それが、次の世代に「かつぶし芋」を繋げていくためのヒントになるんですね。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

亮さんは、言わずと知れた丸子宿の名物「丁子屋」でお手伝い。

400年以上の歴史がある名店では、いったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、11月24日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

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