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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

伊豆が誇る秋の味覚「ズガニ」

2018-11-16

伊豆が誇る秋の味覚「ズガニ」

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今回、亮さんがやってきたのは、伊豆市。狩野川とその支流で、10月から漁が解禁になった「ズガニ」と向き合いました。ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。<放送日:2018年11月10日>

亮さん初対面の「ズガニ」とは

「ズガニ、、ズガニ。知らん!」

亮さん「モクズガニ」は知ってましたが「ズガニ」はピンとこないといいます。
しかし、どちらも同じ種類のカニで、地方によって呼び名が違うだけとのこと。さらに、高級ガニとして有名な「上海ガニ」とも種類が同じカニなんです。

茹でると鮮やかなオレンジ色になる「ズガニ」。

茹でたてをそのまま食べるのもおいしいですが、この日は、ズガニをまるごとすりつぶしてダシをとっていただく、この地域の郷土料理「ズガニうどん」もいただきました。

「カニだぁ〜! 贅沢な味だなぁ〜」

シイタケなどのダシが出る野菜ではなく、ネギやナスなどのあっさりとした野菜を入れて作る「ズガニうどん」。
この時期ならではの伊豆の味は、伊豆市熊坂の柳光亭さんでいただきました。

カニの持ち方、人それぞれ

「ズガニ」は、ハサミを持つ足にびっしりと生えた藻のような毛が最大の特徴で、成体では甲羅の幅が7〜8cmにもなります。

夏の終わりから秋になると川に下りてきて、秋から冬にかけて繁殖のために海へ下る習性があります。そのタイミングを狙って漁をするのが「ズガニ漁」です。

この日、ズガニ漁を教えてくれたのは、田上長一さん。

もともと、会社員をしながら伊豆でイノシシやシカをとる猟師だったのですが、ズガニ漁歴も長く、40年の大ベテラン。
田上さんによれば、川幅の狭い支流のほうが、ズガニを狙うにはポイントを絞りやすいため、狩野川の支流の山田川で、ズガニ漁を行っているそうです。

さっそく、前日仕掛けていた罠を確認に行く田上さんと亮さん。

「いち、にい、さん、しい、ご。うわ、でかい!」

いきなりの大漁。
亮さんも、ズガニを掴んでみることに。

「どこ持ったらいいんですか?」

すると、田上さんは、後ろ足を持って、そこを持つよう亮さんに指示します。

「ちょちょちょっ、お父さん、そこが正解!? ホント!?」
「ここ持たないと噛まれるから」

「こうやって持ったらダメなの」
「ダメダメダメ!」

どうやら、甲羅を掴んだら噛まれてしまうそう。
これが、田上さんの流儀。

「ズガニはこうやって持つのかぁ」

亮さん、いつものカニの持ち方じゃないことが少し気になるみたいですが、そこはプロの言うことを聞いておきましょう。

そして、この日はもうひと方、狩野川の本流でズガニ漁をしているというベテラン漁師の右原酉夫さんにも、その漁のお手本を見せてもらいました。

右原さんは、ズガニ漁歴50年以上の超ベテラン。

右原さんが狩野川に仕掛けた罠まで案内してくれます。

「右原さんの帽子、めっちゃ年季入ってるじゃないですか」。そりゃもう、大ベテランですからね

右原さんの仕掛けは、水の流れを利用した「下り受け」という仕掛け。
一度、かごの中に入ったカニが、外に出にくい仕掛けになっています。

「小さい川のカニは小さいけど、狩野川は大きいでしょ、だからカニも大きい」

右原さんは大きなカニを狙ってポイントを選んでいるそうですが、様々な条件によっては支流のほうが大きなカニが取れることもあるそう。
なので、田上さんの漁でも、大きなカニが取れているそうです。

さっそく、右原さんの仕掛けを引き上げていきます。

「うわぁ!いっぱいいる!」

仕掛けにかかったズガニをバケツに落とし、そこから一匹ずつカゴに移していきます。

すると亮さん、あることに気が付きます。

「右原さんは、甲羅を掴むんですね」

亮さん、やはり、カニの掴み方が気になっていたみたいです。

「ここ持たないと噛まれるから」

ベテランにはベテランの、それぞれの流儀があるようです。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

「あれ以来、先生から“JA職員”って呼ばれてます」
「ごめんなぁ」

亮さんは、先月潜入した静岡県立農業高校の生徒たちとともに、幻の「かつぶし芋」と向き合います。

ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、11月17日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

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