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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

駿河湾の恵み、伝統の「戸田塩」

2018-09-14

駿河湾の恵み、伝統の「戸田塩」

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今回、亮さんがやってきたのは、沼津市の戸田。駿河湾の海水を使い、昔ながらの製法で作る「戸田塩」と向き合ってきました。ここでは、いったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。 <放送日:2018年9月8日>

こちらが「戸田塩」。
農林水産大臣賞受賞など、数々の賞を受賞し、その味を求めて全国から注文が入るといいます。

「わぁ!シンプルで美味しい!」

戸田塩の美味しさを味わうなら、やはりおにぎりがベスト。
いくつでも食べられる優しい塩味がきいたおにぎり、その優しさが戸田塩の特徴です。

昔ながらの製法で作る戸田塩

今回、亮さんがお邪魔したのは「NPO法人 戸田塩の会」。

戸田地区では、古くから塩作りの歴史があり、約1500年前、安康天皇の病気治療のために戸田の塩を献上したとの言い伝えが残っています。
その後も塩作りが続けられたそうですが、手間もかかり大変な労力を伴う塩作りは、60年ほど前に途絶えてしまったといいます。

そこで、
「戸田の名前を残したい、戸田ならではのもので町おこしをしたい」
そんな想いを持った地域婦人会の有志によって、「NPO法人 戸田塩の会」が平成7(1995)年に結成されたそうです。

「へだしお? 戸田と書いてへだと読む。じゃぁ戸田奈津子さんは、へだなつこさんやな」

「NPO 戸田塩の会」は、戸田漁港の近く、御浜岬にあります

亮さんに塩作りを教えてくれたのは、副会長の中村多恵子さん。
こちらのNPO法人の2代目の副会長なんです。

「これで、10時間くらい煮た状態ですね。塩になるまでには、あと2時間から3時間くらいかかりますのでね」

おっとりやさしく語りかける中村さん。
600リットルの海水を煮詰めていき、海水が減ったら足しを繰り返して13時間、塩釜の番をしています。

この日も朝から30℃を超える暑い日。
釜の前に立つだけで、汗が吹き出し止まりません。

塩ができるまでの間、会長の花沢照藏さんと共に駿河湾沖へ船で海水汲みに行くことに。

「だいたい、水深で120尋(ひろ)くらいのポイントまで行きます」
「えーっと、1m60cmの120倍」

さすが釣り名人の亮さん。
尋とは両手を広げた長さを指し、主に釣りや漁業ではおなじみの単位です。
ちなみに、120尋は、約190m。

戸田塩の会では、駿河湾沖に流れ込む混じりけのない黒潮を汲んで塩を作るため、黒潮のできるだけ水深の深いところから海水を汲んでいるといいます。

「黒潮って見たらわかるのかな? 海の色が変わるのかな?」

黒潮が暖かいとはいえ、その差はおよそ1〜2℃程度。
この差を見極めるのは、漁師の知恵と勘が物を言います。
実は会長の花沢さんは、現役の漁師。
ほどなくして、水汲みのポイントを見つけました。

沖で汲んだ海水は、港に戻ってから軽トラに移し替え、

釜のある塩小屋まで運びます。

「これが、生まれたてのお塩なんですよ」
「いい!いい表現ですね」

このあと、一ヶ月ほど寝かせて熟成させると、戸田塩の完成です。

亮さんの思い違い 血液型編

「A型としては、こういう細かく出てる釘が気になる」

海水汲みが終わったあと、会長とともに薪の積み込みをお手伝いに来た亮さん。
家を解体した廃材を薪にするため、ところどころに釘が刺さったままの木材が紛れています。
薪を燃やした後、釜に残らないよう、釘はある程度ここで取り除きます。

「ある程度で大丈夫だよ」
「でも、ちゃんとやっておかないと、副会長に怒られる気がする」

小さな釘も見逃さず、黙々と作業をする亮さん。
すると、亮さんのひとり語りが始まります。

 24歳の時に手術受けたんですよ。
 そしたら「田村さん、A型ですよ」って言われたんです。
 それまでは、自分が大雑把やったから、ず〜っとO型やとばっかり思ってたんやけど、
 「A型です」って言われると、なんかそんな気にもなる。
 だから、こういう細かい作業もやらなかんねん。

亮さん。
そんな生真面目なところが、やはりA型ですね。

「要領が良くないんですよねぇ〜、生きる上で。この一本やるのに、こんなに時間かけちゃダメだよね」

それは、血液型とは関係なさそうです。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

亮さん、今度はがっくりうなだれちゃってどうしたんですか!?

今週は、浜松市春野地区の人里離れた古民家で、納品まで4年待ちの鞄づくりをする職人さんのお手伝いをしてきました。
ここでは一体どんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、9月15日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

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