静岡朝日テレビホーム > 番組 > サタハピ しずおか > 「亮のシズオカレンダー」ここだけの話 > 夏休みスペシャル「巨大外来生物を追う」〜前編〜

「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

夏休みスペシャル「巨大外来生物を追う」〜前編〜

2018-08-10

夏休みスペシャル「巨大外来生物を追う」〜前編〜

paper web

清水区の巴川河口にやってきた亮さん。今回は、静岡大学の加藤英明先生をゲストに、静岡市を流れる巴川で目撃された怪魚「アリゲーターガー」の捕獲を目指します。無事に捕獲することはできたのでしょうか。<放送日:2018年8月4日>

こちらが、アリゲーターガー。
ワニ魚とも呼ばれ、全長が2メートルにもなる北米大陸最大の肉食淡水魚。名前の由来にもなっている、ワニのような鋭い歯がその特徴です。
今年4月には、特定外来生物に認定され、法律で飼育が禁止されました。

「2メートル! そんなんが巴川を泳いでるんですか」

加藤先生も目撃したことのあるアリゲーターガー。
果たして捕獲できるでしょうか。

そもそも、外来生物とは

今回のスペシャルゲストは、静岡大学教育学部講師の加藤英明さん。

今やテレビで大活躍をされていますが、もともと未知なる生物を求め世界中を駆け巡る、生物学のエキスパート。
生態系を守るために、外来生物の捕獲調査をしてるんです。

そもそも外来生物とは、本来その地域にいなかった生き物たち。人間の活動によって、日本、そしてこの静岡にも生息するようになったと言われています。
昨年、海外からのコンテナに紛れ込んで日本に上陸した「ヒアリ」や、どう猛な「カミツキガメ」などのほか、「アライグマ」や「ハリネズミ」も外来生物なんです。

「ハリネズミは、伊豆高原にたくさん生息していて、蝉の幼虫を食べちゃうので森が静かになっちゃうんです」

アリゲーターガーが潜んでいそうなポイントへ移動する車中では、外来生物に関する加藤先生の授業が始まりました。

「ハリネズミってどうやって捕まえるんですか?」
「トングですね」
「栗拾いやん!」

だからといって、トング片手にハリネズミを捕まえに行ってはいけません。

特定外来生物に認定されている動物を捕獲したり移動させたりすると外来生物法によって罰せられてしまいます。

特定外来生物の捕獲には環境省からの許可が必要。
加藤先生はその許可をもらって、学術的な調査を行っているんです。

いざ、怪魚出没ポイントへ

川の合流地点には、生き物が集まるため、アリゲーターガーも出没する可能性が高いといいます。

加藤先生が注目したポイントは、清水警察署の裏手付近や能島親水公園。
巴川と塩田川が合流する能島親水公園では、川に入ってみることに。

すると、前日仕掛けていた罠に、何かがかかっています。

「おっ!?」
「スッポンだ!スッポンだ!」

「これは、指噛まれると、切れてしまいますんで」
「やばいですよね」
「でも、今日は平日だから大丈夫か」
「え?平日?なんで??」
「病院やってるから」
「先生、勘弁して下さいよぉ」

スッポンは、日本に昔からいる在来種。

「最近、スッポンが増えてきてますね」
「それは何か理由があるんですか?」
「日本人が昔より、スッポンを食べなくなってきたからですね」

スッポンは外来生物のウシガエルやジャンボタニシを食べてくれるので、生態系を守るために役に立っているといいます。

「在来種がいるっていうのが嬉しいですね」

その他にも、こんな生き物に遭遇してました。

マハゼや

カワアナゴ

「ふふっ、かわいらしい♪」

そして、ウナギ。
これらはすべて在来種。

「良い環境の川の状態ですね」

しかし、

「うゎあ、でかい!」
「大きい!」
「大きいから、もしかしてワニガメかもと思ったけど」

亮さんが捕まえたのは、ミシシッピアカミミガメ。通称ミドリガメ。
かつて、おまつりの縁日などで売られていたことのあるミドリガメは、赤ちゃんの頃には500円玉くらいの大きさですが、成長するとこんなに大きなサイズになるんです。
もちろん、これも外来種。

2020年を目処に、特定外来生物に指定されることが環境省から発表されているので、今後飼育することができなくなります。

加藤先生のこだわり 「服装編」

加藤先生のトレードマークと言えば、「静岡大学」の腕章と「ワイシャツにスラックス」の服装。

「学生時代から、このスタイルなんです」

加藤先生いわく、捕獲作業をするときは、素人感を出しておくのが逆に良いといいます。

「この格好で川に入っていると、まわりの釣り人から『兄ちゃん、そんな服で入ったらあぶないで〜』って気づいてもらえるんです」

そして、同じワイシャツとスラックスを何着も持っていて、大学にも着替え用に常備しているんだそうです。

次週、巨大外来生物の捕獲なるか!?

巴川の中流域、麻機遊水地にやってきた亮さんと加藤先生。

ここでは「カミツキガメ」が実際に捕獲されています。

「噛まれた指が飲み込まれたらややこしい」
「飲み込まれたくない!」

ここではいったいどんな出会いが待っているのでしょうか。

放送は、8月11日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

ページトップへ