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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

西伊豆名物の「テングサ漁」

2018-07-13

西伊豆名物の「テングサ漁」

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西伊豆の仁科港にやってきた亮さん。以前、イカ漁に向き合うべく、シズオカレンダーのロケでも2度訪れたことのある仁科港では、今回、今が最盛期を迎えた伝統のテングサ漁をお手伝いしてきました。ここでは一体どんな出会いが待っていたのでしょうか。<放送日:2018年7月7日>

西伊豆のところてんが美味しいわけ

ところてんの原料となるテングサ。
収穫した後は、しっかり水洗いをして天日干しします。
これを繰り返すと、

このように、色が白くあめ色に変わっていきます。
そして、このテングサを煮詰めていき、

布で濾し、

冷やして固まるのを待ちます。

固まったら、これを短冊状に切って、ところてん突きで突くと、

おいしそうなところてんの完成です。

混ぜものは一切なく、プリプリの歯ごたえがたまりません。

「美味しいぃ〜。小さい頃からところてん食べてたけど、ここのは特に美味しい」
「西伊豆のテングサは、女草が多いの。亮さんも好きでしょ」

海女歴61年の増田小春さんのツッコミにタジタジの亮さん

ところてんを作ってくれたのは、民宿小春荘を切り盛りする増田小春さん。
とれたての海の幸をふんだんに使った料理が評判ですが、それとともに小春さんの軽妙な会話にリピーターが多く訪れているんです。

小春さんによれば、テングサとひとことで言ってもその種類はいくつかあり、代表的なものでもマクサ、オオブサ、ヒラクサ、オバクサ、キヌクサなどなど。

西伊豆では、中でも「女草」と呼ばれるマクサ、「男草」とよばれるオオブサが採れるそうですが、細くて柔らかく値段も高くなる「女草」が多いのが西伊豆の特徴。

「女草」で作ったところてんはコシが強い。
こんなことからも、西伊豆のところてんは人気となっているんですね。

亮さんの軍手問題

今回、テングサ漁を教えてくれたのは、小春さんの娘さんの堤ほづ美さんと息子さんの増田和之さん。
これからテングサ漁に出かけるという船に、一緒に乗せてもらいました。

早速船に乗り込み、漁場へ。
しかしこの日は、波が少し高いため湾内の安全な場所でテングサを採ることにしました。

「え、もう潜るの? 腰に重しをつけてるから、どんだけ沈むかわからん」

不安を訴える亮さんでしたが、入ってみればこのポーズ。

どうやら準備万端、大丈夫のようです。

さっそく、ほづ美さんについて、岩場へと近づいていきます。

そして潜ります。

それまで、ほづ美さんと亮さんが交わしていた会話も聞こえず静かになり、波の音だけが聞こえます。

スタッフの乗っている船からは、海中で何が行われているかわからず、声ももちろん聞こえません。
ときどき、亮さんの顔が見えますが、声までは聞こえません。

スタッフも、ただただその様子を黙って見守るだけです。

時間にして、およそ15分。
やっと亮さんがこっちに向かって泳いできました。

「ものすっげー体力いる!」

相当しんどいようです。
そして、長くしゃべるのも厳しい様子。

そんな中、亮さんが訴えたのはただひとつ。

「軍手を変えてくれ!」

見れば、テングサが軍手に絡みついています。

慌てて、ほづ美さんたちが用意してくれていた、海女さん用の手袋につけかえます。

気を取り直して再度海に潜っていく亮さん。
すると今度はきっちりとテングサを手にして見せてくれました。

その後も、トコブシやウニを次々と採っていく亮さん。

約40分の漁を終え、船に戻ってきました。

船に上がった亮さんのその表情から、その過酷さが伝わってきます。

「トコブシ採ろうと思って、潜って岩をひっくり返そうとすると、岩が動かなくって“ワーー!”ってなる。んで、今度こそ採ろうと思って潜ると、ウミツボが目の前にいて“ワーーー”ってなる」

どうやら潜るたびにいろんなトラブルが発生し、パニックになっていたようです。

「んで、腰に重しつけてるから、顔だしてしゃべるときも、水面下では足を動かしてないと沈んでいっちゃうから、しゃべるのもままならん」

それもあって、声が聞こえなかったんですね。

「でも、一番の敵は味方にあった!」

陸に上がった亮さんから、その訴えをあらためてお聞きします。

「最初、この軍手で潜ってテングサ採ってたんよ。けど、テングサを網に入れ替えようとすると、軍手にくっついて剥がれん。だからこっちの軍手に付いたテングサを、もう片方の手で採ろうとするんやけど、そのテングサがもう一方の軍手にくっついてまうねん」

「そうこうしてるうちに、せっかく網に入れたテングサが網から流れ出ちゃって、それを抑えようとするとまた軍手にひっついて。いっとき、片手全部テングサになってたもん」

「見て、この軍手。ひっつきまくるやん」

亮さんの訴えは止まりません。

「海に入る前に、ほづ美さんが用意してくれてた手袋をつけようと思ったら、『亮さんは、この軍手、使ってください』ってディレクターから渡されたんよ」

「まさか、身内に敵がいるなんて思いもせなんだ。。。」

ひどい目に会いましたね、亮さん。
大変お疲れ様でした!

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

「葉肉を合わせる。あ、軸を合わせてた。あれっ、数がわからんくなった」
「あんまり器用じゃないですね、亮さん」

毎年5月からその生産が旬を迎える「桜葉」の収穫や加工をお手伝いしてきました。
そのシェアが70%にも及び日本一の生産量を誇る松崎では、一体どんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、7月14日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ABOUT 写真と文

志水竜一

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