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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

家康公も愛した「折戸なす」

2018-06-22

家康公も愛した「折戸なす」

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今回、亮さんがやってきたのは、静岡市清水区にある折戸地区。三保半島の付け根にあるこの地区で、かつて家康公に献上されたナスを復活させて栽培している農家のお手伝いをしてきました。ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。<放送日:2018年6月16日>

「折戸なす」の栽培は試行錯誤

「ナスっぽくない! リンゴっぽい。けど、果物の甘さはあとに残るけど、これはスッと甘さが引いていく感じ」

収穫したばかりの「折戸なす」に、そのままかぶりつく亮さん。
通常のナスと比べ水分量が多く、ほのかに甘みを感じさせるとともに、食感はまるで果実のよう。
在来作物ならではの濃い味が楽しめるのが「折戸なす」の特徴です。

つややかに黒く輝き、まん丸の形が特徴的な「折戸なす」。江戸時代まで、この地区で種や栽培方法が代々継承されてきた、いわゆる“在来作物”です

「一富士、二鷹、三茄子」と、初夢に見ると縁起がよく、徳川家康に献上していたという記録が残る「折戸なす」。

明治以降、その栽培が途絶えていましたが、2005年に三重県にある国の研究機関で保管されていた種子を譲り受け、地元生産農家やJAなどが協力して、2007年、約100年ぶりに復活したんです。

現在では、8名の農家が「折戸なす」の生産を行っています。

今回お邪魔させてもらったのは、この地区で盛んなトマトや枝豆を代々育てる農家を継いで15年になる、窪田正昭さん。
地元で復活した「折戸なす」の栽培を広めていこうという活動に参加して9年になる若手農家さんです。

「なんで、窪田さんは折戸なすの栽培をしようと思ったんですか?」
「昔の品種をやってみると、面白いかなぁと思って」

ちょっとした興味本位で「折戸なす」に関わることになった窪田さんですが、実際に栽培をしてみると、現在の品種改良された野菜と比べると非常に手間がかかるといいます。

まずは、芽かき。
一般的なナスと同様、5〜12月と長い期間に渡って収穫期を迎える「折戸なす」ですが、栽培期間中、3日に一度は芽かきをしていく必要があるといいます。

亮さんも早速“芽かき”のお手伝い。
余分な芽を摘み取って、育てたい実に栄養や日の光が届くようにしてあげます。

「この葉っぱは取ってもいいやつですよね」
「僕は、取っても良いと思います」
「僕はってのはどういうことなん。。。」

復活してから10数年。
その栽培方法は、探り探りの状態で、まだまだ確立されていないんだそうです。

さらに、品種改良されていない在来作物ならではの特徴も残っています。

例えば、鋭いトゲ。

まるでバラの花のような尖ったトゲは、花にも、

実にも残っています。

その他にも、病気や虫にも弱く、その割に肥料や水がやたら必要と、農家さん泣かせ。

そして、何よりその収穫量。

1本の苗から100個近く収穫できる通常のなすに比べ、この折戸なすは30個しか収穫できません。
窪田さんのビニールハウスには、90本のなすの苗が植えられていますから、年間2700個出荷する計算になります。
市場価格が1個200円程度ですから、手間の割に、思いのほか収益にならないといいます。

「まだ、採算取れるレベルではないんですが、まずは、みんなに知ってもらいたいという思いでやってるんです」

復活に掛ける思いと歴史がぎゅっと詰まった「折戸なす」。
その味とともに、じんわり多くの人に広がっていくといいですね。

「折戸なす」復活の立役者でもある、遠藤亘(わたる)さんの畑にも訪れました

窪田さんの奥様お手製の「折戸なすのはさみ揚げ」

「ナス軟らけぇ、肉との相性すげぇ」肉汁がなすに染み込み、非常にジューシー。

遠藤さんもこの笑顔。「折戸なすバーガー」として売り出したら、人気が出そうな味です

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

亮さんお得意の担ぎモノが登場します。

「いかついねぇ〜。これ担いだ転校生きたら、間違いなく『やべぇやつ来た』ってざわつくよね」

そんな転校生がいるかどうかはわかりませんが、今週は、これらの道具をフル活用する、山を守るお仕事に密着します。

ここでは、いったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、6月23日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

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