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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

幻の果実「倉沢びわ」

2018-06-15

幻の果実「倉沢びわ」

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今回、亮さんがやってきたのは、旧東海道沿いにあり、すぐ近くには薩埵峠の登り口がある静岡市清水区の倉沢地区。駿河湾を望む急峻な斜面が育む初夏のフルーツ、びわの収穫をお手伝いをしてきました。ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。 <放送日:2018年6月9日>

「甘めぇっ!うんめぇっ! びわってこんなんやったっけ。オレが知ってるびわとぜんっぜん違う!」

亮さんいわく、「一般的なびわよりも、甘くてみずみずしい」そうです。

鮮やかなオレンジ色が美しい「倉沢びわ」。
収穫期間が2週間と短く、さらに出荷量が少ないことが、幻の果実と呼ばれる所以です。

赤ちゃんの肌のように繊細なびわ

びわの原産は中国で、日本には江戸時代に伝わったと言われています。

「倉沢びわ」は、果実が大きく美しい鐘型が特徴の“田中びわ”と呼ばれる品種。
この品種が完熟すると、甘味と酸味のバランスが絶妙になるのですが、収穫間際までは酸味が強く、未熟な状態で収穫すると酸っぱさを感じることがあるそうです。

この倉沢地区で作られるびわは、“樹上完熟”=“樹の上で熟した実を収穫”するため、甘酸っぱくジューシーなびわになるといいます。

今回、亮さんがお邪魔したのは、西倉沢地区でびわを育てておよそ50年の達人、深澤傳(つとお)さん。代々続く農家の6代目で、びわのほかにも、みかんや甘夏、キウイなども栽培しています。

「びわを収穫する時は、温泉卵を持っているような感覚で扱うんだよ」

深澤さんによれば、「倉沢びわ」の特徴は、その表面にびっしりとついた産毛。
この産毛が鮮度の証でもあるのですが、ちょっと手で触れたり擦れてしまうだけでも、その部分が変色して、商品価値が下がってしまうそうです。
そのため、収穫する際にはヘタの部分だけを持って行なうといいます。

亮さんもお手伝い。オレンジ色が濃く、“へそ”とよばれる部分が開いているものが収穫適期です

ヘタの部分を持って、収穫

かごの中に、ていねいに並べて入れていきます

「びわの実に袋がかかってますけど、これ1個1個やってるんですか?」
「そうなんです。農薬を使わないので虫除けや傷を防ぐために、手作業で袋がけするんです」

その数、なんと3万個。
その際にも、実に触れないよう細心の注意を払うといいます。

そして、倉沢びわ最大の特徴が、駿河湾を望む急峻な斜面を活用した栽培方法。
傾斜地のため地面の水はけが良く実が甘くなるのと同時に、駿河湾からの照り返しにより色づきが良くなるといいます。

薩埵峠の斜面一面にびわの木が。「確かに、海からの照り返しがあるから、びわの実の下にも光が回るんだ」

さらに、びわは高いところでは3メートルくらいのところにも実をつけます。
そのため、収穫するためには、斜面に脚立をたてたり、木に登ったりして収穫などの作業をすることになります。

「足場がしっかりしてないから、めっちゃ怖い! 足がビクつく」

子どもの頃にはよく木登りをしたという亮さんですが、下には急峻な崖、そしてその先が駿河湾ともなると腰が引けてしまいます。

それでも、少しすると慣れてきたのか余裕の表情。

じっくり実を選定して、

無事収穫することができました。

「亮さん、一週間お借りしたいですよ。もう完璧ですよ!」

名人深澤さんからもお墨付きをいただきました。

びわ名人によるウクレレ演奏

♪イワホ〜 マコウ〜 イカポ〜ネ〜イ〜

二十歳のころから使っているというウクレレで、ハワイアンの名曲「カイマナ・ヒラ」の演奏をしてくれた深澤さん。

以前は、ハワイアンのバンドも組んでいたそうですが、今は家の目の前の海を見ながらウクレレを弾いたりハワイアンを聞くのが趣味なんですって。

「バンド組んでた時には、ビアガーデンで演奏してたこともあるんです」
「ビワガーデン? ここでもびわが掛かってる」

海をバックに心地よいハワイアン、亮さんもごきげんです。
すると深澤さんから提案が。

「亮さんも弾いてみます?カンタンですよ」

「楽器とか全然できないんですよ」という亮さんに構うことなく、ウクレレの指使いを熱心に教えてくれる深澤さん。

「なんか、びわの時よりも、めっちゃ指導に熱が入ってる」

深澤さんの指導もあって、すんなりウクレレを演奏する亮さん。
初めてにしては上手ですよ。

「ウクレレか。。。深澤さん、そこは、琵琶じゃなかったんですね」

琵琶を奏でるびわ名人。

きっと甘酸っぱい音色なんでしょうね。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

丸い何かをかじる亮さん。

「甘い!りんごっぽい!」

今回は、徳川家康公も愛したという「折戸ナス」の収穫をお手伝いします。

放送は、6月16日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

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