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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

日本一の早出し、「長田の桃」

2018-06-01

日本一の早出し、「長田の桃」

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今回、亮さんがやってきたのは、静岡市駿河区の長田地区。かつて長田村だったこの地では、明治時代から作られている桃の栽培のお手伝いをしてきました。ここではいったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。 <放送日:2018年5月26日>

地力のない砂地で育てる苦労

桃の旬といえば夏。
7月頃からその出荷が始まるのが一般的です。

しかし、ここ長田地区で作られる桃は、5月から出荷が始まり6月には最盛期を迎える、露地物としては日本一を誇る早出しの桃として知られています。

今回、亮さんがお邪魔したのは、長田地区で桃作りを始めて3代目の杉山明義さんの桃農園。
杉山さんは桃を作り続けて26年、年間およそ4万個も作る、桃作りの名人なんです。

「ほかの桃の産地に比べると、静岡は気温が暖かいから早く出荷できるんだよ」

長田地区は、明治30年頃から栽培が始まっていたという記録が残る伝統的な桃の産地。
温かい気候が桃作りに向いていたことから、この地区で盛んに栽培されるようになったといいます。

最初にお手伝いしたのは、ハウス栽培の「はなよめ」という極早生品種の桃。
成長とともに少しずつピンクに色づいていく様子から、その名前がつけられたそうです。

「でもね、ここの土地は地力がないから、15年も経つと木の勢いがなくなる。だから切っちゃう」
「ほかの所だと、何年くらいもつんですか?」
「だいたい30年くらい」

駿河湾に面した長田地区。
ここの土地は砂地が多く、水はけは良いものの栄養分が少ないため、木の寿命が短くなる宿命にあるそうです。

「木が衰えてくると、美味しい実をつけなくなるんだ」
「いや、逆に、ものすごく甘い実になるんだよ」
「“はなよめ”を出すために、自分たちが切られても甘い桃を作る。なんか切ないなぁ」

より良い子孫を残すために、最後の力を振り絞って甘い実をつける桃の木。
長田の桃が甘くて美味しい理由は、こんなところにもあるんですね。

亮さんの奥さんとモグラの話

桃の産地といえば、山梨や福島、長野などが有名で、その3県でおよそ全国シェアの7割を占めています。
そして、桃といえば桃太郎で有名な岡山もその産地。

「僕の嫁さんが岡山出身なんですけど、カメムシが大敵だって聞いたことがあります」
「まさに、そのとおり。実は今年はカメムシが多いんです」

カメムシが実を刺すと、その部分が凹んでしまい、商品価値が下がるそう。
特に今年は「カメムシ注意報」が出るほどだといいます。

また、関西方面は表面が白い桃が人気ですが、静岡など関東方面へ来るとピンク色の濃い色の桃のほうが評価が高くなるそうです。
長田の桃づくりは、美しいピンク色になるよう、葉を欠いたり、地面に光を反射させるシートを敷いていくのが大切だといいます。

亮さんも、葉欠きのお手伝い。

反射シートを敷いて、

シートをピン留めして固定します

そして、下からのぞいて光がちゃんと届いているか確認します

すると、杉山さんから意外な外敵の話が出ます。

「モグラが出るんですよ」
「えっ?モグラって、木にとって良いんですか?」
「根を傷つけたりするから良くないね」

それを聞いた亮さん、急に何かのスイッチが入ります。

「モグラ、捕まえてもいいですか! もう全然話違っちゃうけど、モグラ捕まえたい!」

杉山さんもそれに応えます。

「モグラなんて、何百匹といるよ。このシートの下に、モグラの穴がある。歩いていると急に、ガクッて足がハマるからすぐわかる」

早速、モグラの穴を探します。

足ぶみして、ガクッとなるところを探します。
すると程なく、

「本当だ、モグラの道だ!」

シートの下を中心に、いたるところにモグラの穴が張り巡らされています。

「小さい頃、僕、一回だけモグラを捕まえたことがあるんですよ」

亮さんの思い出【モグラ編】

小学生の頃、家の近所の川で、泳いでいるモグラを発見。
そのモグラを素手で捕まえた。
モグラを家に持ち帰り、一旦、プランターの中にモグラを入れておいた。
翌日、プランターを見たら、穴が空いていて逃げられてしまった。
プランターに穴が空いてしまったため、お母ちゃんに怒られた。

さらに、亮さんのモグラに対する話が続きます。

「この前、モグラ捕まえようと思ってマザー牧場に電話したんですよ」

亮さんの思い出【モグラ編 その2】

最近、モグラを捕まえたいと思い、プライベートでマザー牧場に電話した。
モグラを捕まえるためには、モグラ捕獲器が有効であることを知った。
調べると、モグラ捕獲器には2種類あることが判明。
ひとつは、モグラが地面に顔を出したところを“バシッ”と捕るタイプ。
さすがにこのタイプはグロテスクなのでやめることに。
もうひとつの、モグラの道に仕掛けを作り、モグラが通ると柵が閉まるタイプを購入することに。
奥さんに相談したら「そもそも、そんなん、要らんよね」って言われて断念。

「杉山さん、モグラで困ってますか?」
「まぁ、困ってるっちゃー、困ってるかな」
「ですよね! よしっ、ここへきて、新たな目標ができた!」

亮さん、何かを決意したようです。

「もう一度、ロケきますよ! 今度はモグラを捕まえに来ます!」

ちなみに、杉山さんもモグラを見たことがあるそうですが、26年の桃農家人生で、5回だけだそう。

「26年で5回か。。。」

桃栗三年、柿八年。
モグラは何年かかるやら。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

亮さん、海に出ます。

今回は、明治時代から続く、伝統の用宗のしらす漁に密着します。

用宗漁港のしらす漁は、なぜ3隻が1組で漁を行うのか。
そこには、少しでも美味しい状態のしらすを届けるための知恵と工夫が詰まっていました。

放送は、6月2日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

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