静岡朝日テレビホーム > 番組 > サタハピ しずおか > 「亮のシズオカレンダー」ここだけの話 > 焼津の誇り「ミナミマグロ」

「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

焼津の誇り「ミナミマグロ」

2018-01-19

焼津の誇り「ミナミマグロ」

paper web

今回、亮さんがやってきたのは焼津。早朝の焼津漁港でミナミマグロと向き合います。水揚げから競り、冷凍倉庫でのお仕事や解体作業まで、マグロが消費者の手に渡るまでの一連の仕事をお手伝しました。ここでは、いったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。 <放送日:2018年1月13日>

「うん!良いッ!」

特別に作ってもらった「焼津ミナミマグロ 四色丼」。
うますぎて、それ以上のコメントが出ません。

極上のミナミマグロと出会う

焼津漁港は、遠洋漁業の「焼津地区」と「新港地区」、沿岸漁業の「小川(こがわ)地区」の3つの地区に分かれています。

中でも、新港地区では主に冷凍マグロを扱うとのことで、早朝5時30分、市場部の山梨福弘さんにマグロの運び出しや競りについて教えていただきました。

山梨さんは漁協の市場部で30年以上働いている、魚のプロフェッショナルです

焼津漁港で取り扱っているミナミマグロは、全国のおよそ3〜4割。
なかでも“焼津ミナミマグロ”ブランドは焼津の誇りでもあるといいます。

・南半球の低水温海域を回遊している天然のミナミマグロ
・資源にやさしい「はえなわ漁法」により漁獲されたもの
・船上処理を施して-60℃以下の超低温で急速冷凍したもの
・焼津漁協(焼津魚市場)が取扱うもの
これらの条件をクリアしたマグロだけが、“焼津ミナミマグロ”としてのブランドが与えられ、市場に流通していくといいます。

「そして、船籍が日本籍じゃないと“焼津ミナミマグロ”としては認められないんです」
「えっ、ってことは、焼津で水揚げされても、外国籍の船だとブランドにならない。厳しいですねぇ」

焼津港所属のマグロはえなわ漁船は、全国に先駆けてミナミマグロ漁に進出しました。
その後の、おいしいミナミマグロを届けるためのさまざまな試行錯誤の積み重ねが、“焼津ミナミマグロ”のブランドを支えているんですね。

このシールが“焼津ミナミマグロ”の信頼の証

謎の記号に、謎の場所

「山梨さん、この記号、何の暗号ですか?」

マグロに貼られたラベルに興味を持った亮さん。
特に、ラベルの一番下のアルファベット【Jcpw】が気になる様子です。

「これは、日本船がケープタウン沖の西で釣ったマグロ、という意味です」

【Jcpw】、分解するとこうなります。
 J・・・日本船(Japan)
 cp・・ケープタウン沖(Cape Town)
 w・・・西(west)

「ケープタウン、知ってる、喜望峰や。地理で習ったもん」
小学校の時に習いましたよね、南アフリカの最南端にある岬。
そんなところまで、漁に出ているんですね。

じゃあ、こっちのラベルはわかるかな?

【TFM】

「Tは、台湾?ですか?」
「正解です」
「FMって何、ラジオ?」

正解は、フリーマントル(Fremantle)。

オーストラリア郊外にある、人口2万5,000人の小さな町で、第二次世界大戦の際、潜水艦の基地として使われたことでも知られる港町です。

「え?フリーマントル? ぜんっぜん、知らん!」

「45年生きてきて、初めて聞いた! でもこの先、2度と使わんけどね」

マグロの競りにも秘密がありました

この日の競りは、7時30分からスタート。
独特の掛け声が、市場にこだまします。

競りの雰囲気に圧倒されます

しばらく見学していた亮さん。
あることに気が付きます。

「競りに参加している人の中に、帽子の色が違う人がいる」

そうなんです。

青い帽子をかぶっている人が仲買人で、マグロを買いに来た人。
その中に混じって、ひとり赤と白の帽子をかぶった人がいます。

こちらが売り手となる競り人、通称、売り子さん。

「あの、売り子さんになるには、10年間の修業が必要なんですよ」
「え、10年も? その間何をしてるんですか?」

焼津市場には、現在59名のスタッフが勤務、うち、売り子さんは24名在籍しています。
最初は、沿岸漁業の鮮魚の競りの経験を積み、徐々に遠洋漁業の競りを経験していくといいます。

中でも花形であるマグロの競りができるのは、なんとたった2名。

「2人しか、マグロの競りができない!」

よく見ると、売り子の帽子には、青いバッジが付いています。
これが、売り子としての証なんだといいます。

「やべぇ、バッジが付いてる付いてないで、人のこと見下しそう」

見下す人はいないと思いますが、焼津ブランドを背負っている誇りを感じさせるバッジなのかもしれませんね。

亮さん、気付いてませんでしたが、山梨さんにもバッジがついてたんですよ

興奮の“マグロツリー”では、こんな出会いも

ミナミマグロではないですが、マグロ漁船の水揚げにも遭遇。

「スゲ〜、え〜、マグロツリーや!」

マグロツリーをデッキにおろし、マグロの種類別にコンテナに運ぶお手伝いをしました。

そして、この船の船長ともお話することができましたよ。

通常、8ヶ月かけて1.5トンのマグロを積んで焼津漁港に戻ってくるそうなのですが、こちらの船は、なんと、5ヶ月で満船となる3トンのマグロを持ち帰ったといいます。

「船長! もうウハウハじゃないですか!」

船長の笑顔が、すべてを物語っています。

今週の亮さんは、どこへ向かったのでしょう?

静岡市の中藁科地区で、静岡生まれの緑黄色野菜「プチヴェール」に出会います。

「見た目、単なる葉っぱやん」

しかしこの後、見た目と味とのギャップに驚く亮さん。
いったいどんな出会いが待っていたのでしょうか。

放送は、1月20日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

ページの先頭へ