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「亮のシズオカレンダー」ここだけの話

大井川鐵道スペシャル「SLの運行を支えるお仕事」〜前編〜

2017-12-08

大井川鐵道スペシャル「SLの運行を支えるお仕事」〜前編〜

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静岡県民なら誰もが知っている「大井川鐵道」。全国に先駆けてSL(蒸気機関車)の動態保存をスタートさせたことで知られますが、今回の亮さんは、そのSLがどのように運行されているのか、裏で支えるお仕事のお手伝いしてきました。前編では、早朝の新金谷駅で、発車前のお仕事に密着です。<放送日:2017年12月2日>

「金髪だから、白じゃなくって黄色いヘルメット!」。亮さん、今日一日よろしくお願いしますね!

出発の4時間前から準備スタート

朝7時過ぎの新金谷駅。

亮さんがSLの車庫に到着すると、若手機関助士の飯塚貴臣さんと、ベテラン機関士の澤谷 浩さんの2人によって、すでに薪をフォークリフトに積み込む作業が始まっています。

亮さんも早速お手伝い開始。

薪をフォークリフトに乗せ、それをSLの近くまで運びます

「できるだけ重たくない木材を選ぶようにします」と飯塚さん。重いものは水分を含んでいるため、火がつきにくいんだそうです

亮さんがお手伝いするのは、新金谷駅を11時52分に出発する『かわね路 1号』を牽引する「C10形 8号機」。
昭和5年に製造されたSLで、C10形としては日本にたった1両だけ残る、昭和初期の貴重なSLなんです。

「こんなに朝早くから準備してるんですね」
「ウチは、毎朝、運行前に火を起こしてるからねぇ」
と澤谷さん。

薪に火をつけ、火の勢いが増してきたところで石炭を投入、それによって暖められた水が沸騰し蒸気が発生。その蒸気を動力に変えて走るのがSLです。
運行できる状態にまでもっていくには、最初の点火からおおよそ3時間くらいかかるのだといいます。

「でもね、他の会社だと、夜通し釜の火をつけっぱなしにしているところもあるんですよ」

SLの心臓部である釜は鉄でできているので、釜が熱くなったり冷たくなったりせず、常に一定温度になっている方がSLにとっては負担が少なくなります。
しかしその一方で、釜に石炭をくべるための燃料代や人件費がかかってしまいますし、さらには環境に対する負荷も考えなければなりません。

大井川鐵道では、長年SLを運行してきたことによって培われた技術力でSLへの負担を少なくしつつ、環境負荷やコストの削減ができているといいます。

そしてそれを支えているのは、運転士さんによる早朝からの作業だったんですね。

SLの前面にあるハンドル。これを回してカバーを開けて、、、

前日の運行によって溜まったススを掻き出す作業のお手伝い

「一回でこんなに油が入るんやぁ」。運行前の注油も運転士の大切な作業。およそ1時間かけて約100ヶ所に油をさしていきます

石炭をくべる作業もお手伝いしました。「夏場はめちゃめちゃ暑いんやろうなぁ」

ひと通り準備が完了したところで現れたのは、運転士の前原佳人さん。「運転士は重役出勤なんですね。僕は少し前からお仕事してました」。SLの運行は、三人一組で行われます

SLの顔ともいえる「形式プレート」も磨きました。

こちらが作業前

そしてこちらが作業後。朝日を受けて、より一層輝いています

次週、いよいよ、SLが発車します

「出発準備、完了!」
って、記念撮影してる場合じゃないですよ、亮さん!

SLの運行を支えるお仕事に密着する、大井川鐵道スペシャル。
1ミリもSLが動かないまま前編が終わってしまいましたが、次週、いよいよSL列車の車内業務をお手伝いします。

そこではいったいどんな出会いが待っているのでしょうか。

放送は、12月9日(土)朝9:30から。おたのしみに〜

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